死んだ人弔う花の冷たさよ
四日前まで押し花した手
テツトモが二十周年だったとは
はたと気付けば平成の末
厭世の面持ちのまま年度末
月の砂漠でラクダを待つの
野の花も山路の花も人知れず
随分鍛え直したな、おい
稲でなく麦は踏むほど強くなり
利口な子だと処世に長けた
盥の水を右から左
リスの仔がみるみるうちに増え続け
消しゴムはんこ いくつも作り
利口にも引き際とやら辨へて
手を振るふなっしー明日はいずこ
交番に届けた品の持ち主が
合体ロボの最後のピースよ
よっぴいて矢をひょうふっと飛ばします
すわ大当り法住寺燃ゆ
友好を威嚇で得たるヤクザ者